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ヤサイのチカラ
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私の身体は、私の思いを超えた、私にとって一番身近な自然。その身体を作るもとになるのは食べ物。その食べ物は自然環境の中で作られる。
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ルフルン、ルフルン……

2011/11/23 21:19
神無月二十八日(水)小雪

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先週の火曜日は、予報どおり初雪。
予報が出てすぐ、あらかじめ支柱など大きなものは片付けていたし、
ダイコンやニンジンやサトイモは貯蔵したし、
まだまだ雪は積もらないとたかをくくっていたし、
周りの農家の畑でも一部だけネギとか、ダイコンとか、ハクサイとか残していたので、
葉物をギリギリまで育てて11月末までに畑の片付けを終えるつもりでいた。

が、今週の月曜、火曜の雪は積もってしまった。
家の周りの道路の雪は融けているので畑も結構融けているだろうと思ったら、一面雪。

成長が遅くて巻いていなかったハクサイもキャベツも雪の下。
地べたに吸いつくように広がっていたルッコラも見当たらない。
顔を出しているのはコマツナと、
アスパラガスと、
莢が青い小豆(播いた時期が悪かったのか、関東の小豆なのでこの地に合わないのか、まだ青い。かろうじてカラカラになった1割くらいの莢を種用にとった)。

この雪が春に融けたときには、雑草とか虫とか全部キレイになくなっていて、土はフカフカですぐ種まきができる……
そんなわけないか。

青森で生まれ育った年月よりも長い期間を県外で過ごしたため、
初雪の時期や、降雪の時期・量などを全く忘れている。
関東と1カ月違いくらいかな? と思っていたが、甘かった。
冬は急にやってくる。しかも、はっきりと。
雪が積もっちゃったら、どうにもならないでしょう。
秋支度は7月くらいにもっとしっかりやっておくべきだった。
たくさんある反省点は、来年にいかさなきゃ……

家のことをやりながらの仕事とか、
青森での手探り状態の畑仕事とか、
その他諸々で
あっという間に終わってしまったこの1年
(なんかもう今年が終わったような気分)。
これから数ヶ月は、畑仕事の時間を他に使えると思うと、ちょっと嬉しい。

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季節外れのクリスマスツリー

2011/08/28 23:01
文月晦日(日)
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先週と今週は、天気のパターンがほぼ同じ。
月曜から週の半ばまで連日雨(畑に行けないので、半分ほっとして家で仕事に専念)、
週末は除草に明け暮れる(怠けたい自分にカツを入れて畑に行く)。

優先順位をつけて除草を進めた結果、アスパラガス今日ようやく風通しが良くなった。
気持ち良さそうだな、と思って眺めたら、
あれ、何か違う……
このたくさんがぶら下がっている丸いものは……?


母はアスパラガスが大好物で、春になるとお店で見るたびに買ってくる。
つまり、ほとんど毎日食卓に上る(あきないらしい)。
旬が終わりかけ、おいしくないアスパラガスに当たる回数が多くなってようやく、買うのを止める。

私は下手なアスパラガスよりも、コマツナをはじめとするアブラナ科の野菜がトウだちした頃の茎の方がずっと美味しいと思っていたので(それを知ったのは有機農家のお手伝いに行き始めてからだが)、今まで作ったことがなかった。
青森は積雪が多いので、春先にトウだちさせるように冬に露地で葉物を栽培できない。
この春、母のアスパラガス攻めを受け、どうせなら新鮮なおいしいものが食べたいと思い、試しに5つだけ苗を購入し、栽培に初挑戦。
「1年目は収穫せずに育てるだけ」と種屋さんに言われたのをいいことに、放っておいたずぼらな私。
帰宅してからインターネットで調べて、アスパラガスに実がなることを初めて知った……

季節外れのクリスマスツリーみたいで、うれしくなる。
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この地で

2011/08/19 22:38
文月二十日(金)
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実家の2大イベントは盆と正月。
1週間前から綿密な買い物計画を実行して準備を整え、
13日は1日がかりで親戚のお墓参りと食事会、
14日からは5日くらいかけて親戚宅を回る。
両親は外回り担当、私は留守番をして親戚対応。
昔は「なんでこんなに大げさなんだろう」と思っていたお盆だが、
家族とこの地で生きていくと決めた今年は、今までと違う気分で過ごした。

ということで、1週間ぶりに畑に行く。
ここ4日間降り続いた雨の恵みで、草は伸び放題。
これ全部除草できるか? と一瞬ひるむ。

トマトが実割れしているのは想定の範囲内だったが
(大きなビニール袋に一杯、引きずりそうなくらい穫れたので、トマトソースにするのが楽しみ!)、
いままで1つも穫れていなかったミックスインゲンはこの1週間で爆発し、おまけに熟し過ぎて豆がパンパンになっている。

このミックスインゲンは三浦に引越した年に購入した「たねの森」の種を、毎年自家採種してきたもの。
緑と紫と黄色の3色のインゲンのうち、ここ青森で実ったのは黄色ばかり。
ともあれ、今年も種がとれそうで、うれしい。

自家採種してきたトマトや四葉キュウリも、また種がとれそうだけど、
去年自家採種した島オクラは、大量に播いたのに1つも芽が出なかった。
種屋さんから買った種を畑に直播きしても芽が出ず、苗にしてから畑に出しても消えてしまった。
オクラは、青森で、露地で、ずぼらな素人が育てるのには向いていないのかもしれない。
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白神

2011/08/10 21:09
文月十日(火)

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ずっと行ってみたかった白神山地に、ようやく行くことができた。

体を壊してから、体力づくりのためにハイキングを始めたらはまってしまい、
一時期は月に2回くらい(帰りに温泉に入れるコースを選んで)日帰りハイキングをしていたが、
農家のお手伝いを始めてからは、とーんとご無沙汰。
青森に帰ったら絶対白神に行こう、と思い
何年も履かないまま靴底がぼろぼろに剥がれていたトレッキングシューズを、引越し前に東京で張り替えてもらった。

久々のハイキングに少し不安があったが、
カルチャーセンターのツアーだったせいか、参加者の平均年齢は軽く60歳を超え、
ゆっくりペース。
余裕をもって自然を楽しむことができた。

今回は暗門の滝だけをめぐるコース。
一番低いところにある第3の滝を眺めながら昼食をとった後、
その滝を横目に見ながら第2、第1の滝へと登る。
下からも、横からも、上からも楽しむことができる滝はそんなにない、とはガイドさんの言。

軽い水しぶきを浴び、
水に手を浸し、
水の音を聞く。

一面の色とりどりの緑に浸り、
樹々と一緒に風に揺られる。

体が緩み、ここ数ヶ月眠っていた自分の中の野生が目覚めたような気がした。
そして、高野山のコンティニュアム・ワークショップのことをまた思う。
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追記
このあたりでも温暖化は目に見えるかたちで進んでいる。
冬に凍った滝の様子でその年を占う行事は、滝が完全に凍らなくなったために、ここ数年行われていない、とのこと。
今年は川やダムの水量が足りないし(暗門の滝の水しぶきは、普通はびしょびしょに濡れてしまうくらいだそうだ)。

青森の地元紙『東奥日報』の一面には、第一次産業の記事が一面に掲載されることが多いが、それを見ると温暖化が県民の生活に大きな影響を及ぼしていることがわかる。
去年は、陸奥湾内の海水の温度が数度上がり、特産のホタテの稚貝が壊滅的な被害を受けたらしいが、
神奈川に住んでいた私は知らなかった。
首都圏では、温暖化というと、まずヒートアイランド現象を連想する。
けれど、第一次産業に関わる人たちにとっては、生活の基盤を脅かすもの。
より具体的で深刻だ……
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うれしい悲鳴

2011/07/26 18:17
水無月二十六日(火)
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大豆の斬首状態は毛豆にも及びだし、犯人は鳥だと推察。
7月9日に鶴の子大豆と毛豆を播き直してしっかり寒冷紗をかけ、
18日には寒冷紗から防鳥ネットに張り替えた。
ちょっと過保護かな? と思いつつ。
今のところ、生長は順調。

あきらめた斬首大豆も、6、7割くらいは再び葉っぱが生えだした。
収穫時期はずれるかもしれないけど、
いや、万一収穫できないとしても、
図らずも大豆の栽培面積が増えたということは、
大豆が窒素固定で豊かにしてくれる面積が増えた、ということ。

一番最初に播いた毛豆は花が咲き、特にカメムシがついている様子もない。
枝豆を食べることができる秋(青森は、旧盆を過ぎたら秋風が吹く)が待ち遠しい。

今収穫しているのは、ズッキーニとキュウリとインゲン。
中でもズッキーニは大爆発。
今日は11本。
一昨日は12本(うち4本は巨大化)。
その4日前は18本……

1日2回はズッキーニ料理を食べても自家消費しきれず、
知り合いに配りまくる。
田舎だからか、生まれてこのかた一度もズッキーニを食べたことがない、という人が結構いるのに驚く。
そして、田舎だからか、いただき物の量も豪快。
母の姉からは「収穫してくれるなら持ってっていい」と梅を50キロ弱いただき、
梅干し、梅酒、梅肉エキス、梅ハチミツ、梅ジャム、梅酵母などなど仕込みまくる。
母の義妹からは収穫したての、山のようなミズ(山菜)を3回いただく(1回分を皮むきするだけで数時間を要する)。

おいしいものを食べるには、時間と手間がいる(こともある)。

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次。

2011/07/08 10:30
水無月八日(金)
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日曜日に畑に行くと、ズッキーニが1本、12cmくらいに生長していた。
雨予報やら仕事やらで数日は畑に行けないことがわかっていたので、ちょっと早いけど収穫する。
この畑での初収穫!

木曜日の昨日、ようやく時間ができて畑に行ったら、巨大化一歩手前のものもあり、あわてて5本収穫。
生長のスピードがグングン早くなっている。

しかし、畑の奥の方では、味噌用に作った鶴の子大豆が9割方、斬首状態。
虫に切られたなら、上の方は近くに残っているはずなのに、根元しかない。
直播きして寒冷紗をかけ、しっかり葉っぱができてから外したのに、今頃こんなことになるなんて。
離れたところに植えてある、枝豆用の毛豆(これを食べると、普通の枝豆は食べられない)は無事なのに。
この数日に何があったのだ?

これから播き直して間に合うだろうか?
(青森の気候に合わせた野菜づくりが分かっていない……。
8月の旧盆にジャガイモを収穫してからダイコンを作る、というのも今日知った。
梅の収穫だって今頃だし。)

畑では、元に戻らないことを考えていても仕方がないので、気持ちをすぐに切り替えられる
(自分のことだと、そんなにすんなりいかないのに)。
気を取り直してサトイモの除草をしていると、黄色のボディと水色の手足(?)を持つ虫を初めて見る。

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やっと

2011/06/25 21:52
皐月二十四日(土)
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月曜日にナスとピーマンを定植したときは畑はカラカラだったが、
その後東北も梅雨入りし、
今日昼から畑に行ったら、雨を得てみんな生き生き。
生長が著しい。

トマトは花が咲きそうで、
ズッキーニは小さい実を付け始めた。

さらに、心配していた一部のヤサイたちも、何とかなりそうな感じ。
5月下旬に定植したサトイモがやっと芽を出し、
6月6日に苗を植え、全体の4/5は枯れたと思っていたサツマイモが4/5根付いていて、
11日に播種したニンジンもようやく発芽。

今日は盛りだくさんの畑仕事をしたのに、全然疲れなかった。
夜も家事がはかどる。

月曜の畑仕事の疲れは何日も引きずったし、
自転車用の近道を開拓し、片道30分の(あくまで)自己最高記録を作ったら、当日は大丈夫だったのに翌日から2日間何もしたくないモードになってしまったし、
正直、体力の衰えを痛感していたのに。

我ながらゲンキン。
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目指せツーキニスト

2011/06/04 17:09
皐月三日(土)
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家から畑まで、安全な大きい道(国道。ちょっと遠回り)を通ると、片道15分かかる。
家庭菜園のためにガソリンを使うことは、ガソリン代を考えても、二酸化炭素の排出を考えても、あまり気が進まない。
荷物が多い時は車を使わざるを得ないが、できるだけ自転車で行きたい。

で、先日その道を初めて自転車で行ってみた。
荷台には、毛豆とトウモロコシの苗、鍬、水、バケツを入れた、黄色い農業用コンテナ。
頭にはバンダナ、足には地下足袋。
一応、私の作業着の中では一番良いシャツとジーンズを着ていたけれど、
畑のある地帯に入るまでの市街地では、かなり浮く(ような気がした)。

自転車を降りないと上れないような急な坂がないのがありがたいが、
4カ月ぶりの自転車だし、風も強かったし、片道45分かかり、正直こいでる途中で飽きてきた。
夏場の収穫は早朝自転車で行きたいと思っているが、暑いと畑に着いた時点で疲れていそう。
危険覚悟で近道を開拓した方が良いかな。
ま、そのうち足の筋肉もつくだろうけど。

今日は苗がコンテナ3つ分あったので、車にする。

4月28日と30日に育苗ポットに播種したブロッコリーとレタスとネギを畑に定植。
もうちょっと大きくしてからの方がよさそうだけど、来週は都合がつかないので、早めに畑に出すことにした。
三浦から持ってきた自家採種のミックスインゲンも莢ごと播いてみる。
コマツナとホウレンソウも播種。

毛豆たちも元気そうにしているし、
畑の端の樹は、10日前よりずっと緑が濃くなっている。
ものすごい勢いで生長している植物を見ていると、力が湧いてくる。

今月はやらなきゃいけないことが山積みだ……
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今日も畑日和

2011/05/24 19:04
卯月二十二日(火)
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三浦から少しだけ持ってきたサトイモの種芋を畑に植える。
傷んでいるものも結構あったので、良いものだけ選んで31株。

途中からゆるーく傾斜しているこの畑、
上の方はイタドリがたくさん生えていて、水はけもよく、葉物に向きそう。
一番下の方は、スギナがたくさん生えていて、土がもっと重い。
林があって少し日陰もできるので、サトイモの場所に決める。

2列だけサトイモの畝を作ったら、あとは3時間近くひたすらスギナを刈る。
どうせまた生えてくることは分かっているけど、とりあえず刈る。

休み休み、腰を延ばし、樹々と青空を見上げる。
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畑日和

2011/05/23 19:31
卯月二十一日(月)
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先週の月曜日、視線を下にすると腫れた下瞼が見えるほど目を中心に顔が腫れ、
火曜日には目が開くのもようやく、というくらいパンパンになったので、
何年ぶりなのか分からない程久しぶりの病院行きと薬の服用となった。
かぶれ以外の何ものでもないようだが、原因が特定できず。
2日くらいで腫れはひいたが、
昨日まで大事をとって仕事をせず、そして雨がちだったので畑仕事もせず、よく寝た。

その間にどんどん大きくなったズッキーニの苗を定植すべく、久々に畑に行く。
4月15日に播種してボイラー室で発芽させたズッキーニは、すぐに発芽したけど、日当りが悪いため徒長したのであきらめた。
今日定植した苗は、4月28日に播種し、玄関先の風除室(寒さと雪対策に、玄関扉の前を小さなサンルームのようにした空間。青森ではよく見る)に作った簡易温室で育てたもの。
この簡易温室は農家の温室より温度が低いし、晴れた日の日中は外に出して直接日光を浴びさせたので、苗の成長はゆっくりだけど、見せびらかしたいくらい良い苗ができた。
太陽光の力を再認識。


5月3日に枝ばかり目立っていた畑の向こう端の樹々は、20日ですっかり趣が変わり、今日は新緑が豊か。
周りの農家の畑のジャガイモは、さすがにビシッと発芽がそろっている。
私の畑はというと、
買ったキタアカリはほぼ発芽し、
三浦から持ってきて、ダメ元で植えてみたキタアカリ、ホッカイコガネ、アンデスはポツポツ発芽、
親戚の農家から昨年いただいた絶品メークインの残りをダメ元で植えたものもチラホラ発芽。
青空と新緑にウキウキしながら、自分でも驚くほど快調に除草と土寄せを完了する。

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タデ食う虫も……

2011/05/05 21:33
卯月三日(木)
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一昨日は、両親と弟に(多分)生まれて初めてのジャガイモ植えを1列分ずつ体験してもらう。
ささっと溝を掘ったところに植えてもらい、土をかけて先にご帰宅いただいた。
今日は、私1人で、本気モードで、事後だけど畝立て。

朝畑に出かけようとしていたら、畑探しでお世話になった遠い親戚の農家の方が「肥料に」と、新鮮な米ぬかを大きな米袋1つ届けてくれた。(帰られた後で、母と同世代の華奢な女性が運んできた袋を持ってみたら、重かった……。やはりプロは凄い)恐縮。

ついでに、青森では大豆をいつ頃播種するのか伺うと、
箱に豆を播いて双葉が出て、(鳥対策に)葉っぱが冠っていた豆が取れてから、丈が伸び過ぎないうちに定植する、
早生、晩生など豆によって次期は違うけど、とにかく播いてみて芽が出たら植え時、
と言われる。

その女性は、農家の生まれで農家に嫁ぎ、
年に何度か届けてくれるヤサイは格別に美味しいのに、
「今でもわからないことばかり」といたって謙虚。

そうよね。
何月のいつ頃が適期とかいっても年によって気温は違ったりするし、
結局露地栽培するんだから、
自然に芽が出る頃に畑に植えてあげればいいのよね。
ヤサイをきちんと見ることが何より大事か。


その後、普段あまり会話をしない父が、
「ヌカを餅にして食べた」とか、
「フキさえなくなって、イタドリをフキの代わりにご飯に混ぜて食べた」とか、
「家の前の川で茶碗を洗った、その上流で馬を洗った(馬の方が大事だった)」とか、
戦時中、畑を貸してくれた親戚のところに疎開していた時のことを、
自分からしゃべりだす。

イタドリってタデ科じゃないか……
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5カ月ぶりの畑仕事

2011/05/03 22:46
卯月朔日(火)
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先週、自宅から車で約10分(青森駅から15分)の親戚の畑を借りられることが決まった。
ゆるーい斜面の段々畑にある1反くらいの細長い畑。
もう時期なので、すぐにでもジャガイモを植え付けたかったが、ずっと雨がちで、
久々にスッキリと晴れた今日、やっと叶った。

農家をしていた親戚は、息子さん夫婦がサラリーマンになり、
現在は80代のおばあちゃんが息子さんたちの手を借りながら、細々と自家用の米や野菜を作っている程度。
今朝寄った時、おばあちゃんがジャガイモを切って、植え付ける準備をしていたが、
「子どもたちが忘れないように」続けている、とのこと。
放っておいて草ぼうぼうにするより、使ってもらえるだけでありがたい、との言葉に恐縮する。
(私も草ぼうぼうにしそうだけど……)
この辺りでは、そんな状況の家が少なくないらしい。

私が使わせていただく畑は、何年も耕作してなかったが、年に数回は雑草処理のためにトラクターをかけてきたそう。
しっかり草が鋤き込まれて有機物が補充されているせいか、土の状態は良く、水はけがいい。
昨日雨が降ったのに、サクサク鍬を入れられるし、服についた土もささっと払える。
日当りも抜群だし、なんだか心身ともに快適。
(前の畑は粘土質で、雨の後は鍬に土がついて重くなったり、靴底の土が雪だるま状態になったりした。)

最初にここを開墾した人たち、
畑に手を入れて維持してきた人たち、
気持ちよく畑を使わせてくれた親戚、
マメに親戚付き合いしてきた両親……
畑の中で土をいじりながら、人について思いを巡らせた。
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2011/04/18 18:46
弥生十六日(月)
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3月下旬、梅の苗木を植える時、
「そこはカタクリだから、さわらないように」と母から言われた、何もなかった場所。
4月になったら葉っぱが成長して、先週あたり花が咲いた。
周りには土筆も生えてきた。

万事に大らかな母のこと、
山の土から生えてくる、名前も知らない草の花を愛おしみ、
花壇は放任状態。
これからもっと賑やかになるのだろう。

約20年前、花壇に山の土を運んでくれた業者が
「カタクリが生えるかもしれない。でも10年くらいはかかる」
と言っていた通りになったようだが、
カタクリがたくさん咲いていた山から持ってきてしまったのか。
カタクリの種は10年以上も生命力を保つのか。

先週金曜、育苗ポットに夏野菜の種を播いたが、
温度や湿度の条件が整わないと発芽してくれないし、
腐らせてしまうことだってある。
一応ボイラー室に入れてみたけれど、
うまくいくかな……
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今日の梅

2011/04/05 15:21
弥生三日(火)清明(そういえば桃の節句……)
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3月30日に梅を植えてから、なんだかソワソワする。
植えて2、3日は春らしい日射しだったのに、
4月2日から3日連続で屋根に積もるほど雪が降ったので、
毎日姿を確かめないと不安(というか姿を見るのが楽しみ)だったが、
寒さに耐えることができたみたいだし、
蕾もどんどんふくらんでいるので、
根もちゃんとついたかな。


先日、4月の吹雪の中、
青森の地大豆「毛豆」の種を買いに行った。
それ以外にも、青森の気候に適したヤサイの種をいろいろ購入。
種屋さんに話を伺ったら、5月下旬でも霜が降りることがあるそう。
温度が低いうちに播くと種が腐っちゃう、と。
12月には雪が降るし、
露地で栽培できるのは正味半年か。
雪が降る前に長ネギなんかは収穫して貯蔵しなくちゃいけない。
三浦だと真冬でも畑に植えたまま、寒さで甘くなるのを楽しみにできたのに。

限られた期間に、
栽培するものを確実に成長させ、
できるだけうまく保存すること……
自分にちょっとプレッシャーをかける。
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梅を植える

2011/03/30 21:33
如月二十六日(水)
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道路の雪もなくなってきた。
これから万一雪が降っても積もることはないだろう。
そろそろ夏野菜の種まきを始めたい。

両親が昔アパートを経営していた土地を畑に転用することも考えたが、
畑用の土を入れる費用とその後の手入れの大変さを想像したら、現実的でないと判断。
でも、田舎だから知り合いを辿っていくと農家がいたり、趣味で畑をやっていたりする。
お付き合いの深さ(=融通がきくかどうか)とか、距離(ガソリンと時間をかけて趣味の畑をやる意味があるのかどうか)とかいろいろ考慮して、4月中旬には決めたい。
どこを選ぶとしても、徒歩や自転車では行けないところにあるから、イモとか、マメとか、カボチャとか、ネギとか、頻繁に手入れしなくても良いものを作る予定。

毎日収穫が必要な夏の果菜類は、家の敷地内でプランター栽培することに決め、
今日、ホームセンターに土を買いに行く。
ちなみに、我が家は25年程前に建てたのだが、もともとは畑だったらしい。
川沿いで、かなり畑作に向いていたとか。
でも、今、土の部分は皆無。
残念。。。

三浦からもってきた自家種芋もあるけれど、
念のためホームセンターの種芋も購入。
三浦だと春のお彼岸までに植えると良いと言われたジャガイモは、青森だとお花見の前(青森のお花見はゴールデンウィークで、桜と梅を両方楽しめる)だそう。
約1カ月ずれているのか。

それから梅の苗木も衝動買い。
家の花壇には実をつける木が1本もない。

この梅の木が実をたわわにつけるようになるまで、何年かかるのだろう。
家族全員でその実を味わうことができますように。
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地震から2日後の青森市

2011/03/13 12:24
如月九日(日)

3月13日、静かな日曜の朝。

市内の親戚、知人などは遅いところでも昨日の夜には停電が復旧したとのこと。

昨日のスーパーは、急場を凌ぐためのモノ(水、レトルトのご飯、カップラーメンなど)を取り急ぎ提供するとのことだったので、特に買い物をせずに帰宅した。

今日は、生鮮品が欲しかったので、開店まで行列でもして待つか、と思って9時頃行ってみた。
すでに開店していて、すんなり入店。
生鮮品は十分並んでいる。
大手製パン会社のパンや、牛乳なんかは売り切れ。
レジ待ちの列は長かったけど、無事買い出し終了。

ガソリンスタンドも長い列などなく、
道路を走る車も昨日より少なく、
陽射しが暖かで、おだやかな日曜日(12時25分現在)。
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地震

2011/03/12 12:34
如月八日(土)

青森市の実家に引越してからあっという間に1カ月以上が過ぎ、
ブログの刷新はおろか、知人への引越連絡さえまだ出していない状態。
まさか、地震の話題でブログを再開しようとは。。。

もし青森に知人などいらっしゃるようでしたら、
ご心配されていると思いますので、
取り急ぎ私の周りの状況だけでも報告します。
(あ、今もちょっと余震がありました)

八戸など太平洋沿岸部では津波など大きな被害があったようです。
3月12日21時25分現在までにニュースを見た限り、青森県内で地震が原因で亡くなった方は3名。

青森市ではそれほどの被害は聞いていません。
地震直後に(県内のほぼ全域で)停電になりましたが、
今朝8時頃から私の自宅のある地域では復旧しました。
でも、市内は停電している地区の方が多そうです。
(3月12日21時25分現在、復旧した地域はかなり増えたようです。)
断水している地域も一部あるようです。


昨日3月11日の地震発生時、
私はスーパーの中にいたのですが、
急にめまいに襲われ、倒れそうになったので、
過労か?
と思ったら、地震でした。

すぐ停電になり、みんなスーパーの駐車場に避難。
道ばたに止めてあった宅配のトラックが勝手に動いていたくらいの揺れが続きました。
地震が落ち着いてから買い物を済ませ
(自家発電でレジだけ動き、店内は暗いまま。
通路には、積み上げたおむつが2、3個落ちていた程度。)
ものすごい揺れだったので、自宅が心配で急いで帰宅。
途中、信号機もつかず、交番のおまわりさんが交通整理。
(夕方兄から聞いた話では、国道などは信号がないため車がガンガン走っていて、
地下道とか歩道橋を使わないと渡れなかったそう。)

家に着くと、揺れがすごかった割に棚などのものはまったく落ちておらず。
オール電化でもなく、プロパンガスの我が家は、
暖かい食事をとり、灯油ストーブで暖をとれたので、本当にありがたいです。

今朝乾電池などを買いに外出すると、
スーパーは2時間待ちの行列で、
乾電池はどこの店でも売り切れ、
ガソリンスタンドにも車の列。
でも、特に混乱はしていないようです。
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1日263.8円

2011/01/25 20:23
師走二十二日(火)
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明後日の朝、引越業者が来る予定。
1カ月くらい前に日程を決めたのに、明日は徹夜で荷造りしないと間に合わなさそう。。。
唯一思った以上にうまくいっているのは、ストックしている食料品の使い切り料理。

2007年7月16日に三浦の畑で初収穫したのは、千葉から苗で持ってきて定植したトマトと三浦で種を播いたルッコラ。
それ以来、野菜類は、必要に迫られたもの(料理教室の復習にどうしても必要なものとか)とキノコ以外は買わず(果物は野菜じゃないからもちろん別)、できるだけ自分で作った無農薬・無肥料の野菜を食べてきた。
2010年12月末に畑を持ち主の大家さんにお返ししてからは、なるべくストック品だけで1カ月生活しよう!と決めた。
昔の人は、特に雪などで冬に耕作できないところでは、知恵を働かせて食べていたんだし。

元旦を実家で過ごして1月2日に三浦に戻ってから今日まで買った野菜は、ネギが1束(小川さんのネギ@GAIA)、たくさんのキノコ類。それから毎日食べているらリンゴ。
で、2回の外食代も含めた、2日から今日までの食費は合計6,595円。
お米や調味料はストックでまかなえたし、思うところあって、2日から引越前日まで禁酒することにしたので(業者に荷物を渡した後のビールはさぞかし美味かろう!)、酒代もゼロ。
いつもは、野菜の購入費はゼロだったけど、それ以外は自然食料品店でまっとうなものを買うように努めていたので、酒代も含めると結構な金額だった。
今月の食費は、驚異的。

でも、食卓はいつもより充実していたくらい(食材使わなきゃ、という切迫感があったせい?)。
サトイモやカボチャやショウガやニンニクはたんまりあったし、
冷凍庫にはダイコンやニンジンの葉っぱとかトマト、
賞味期限切れの(笑)切り干しダイコンも数袋、
高野豆腐やら車麩やら乾麺などの乾物もたくさん、
魚の缶詰もあったし、
虫食いの豆類も早いとこ使っとくに限るし、
バジルペーストだっていつまでも置いとけないし、
それからキノコスープの素とか地粉のホワイトルゥとかもまだあるし……

中でも一番役に立ったのは、豆。
今までは毎日のように豆腐を食べていたけれど、今月は豆の消費に迫られたので、2回買っただけ。
豆は浸水や煮るのに時間がかかるから、つい便利な豆腐に流れがちだった。
でも、1度自分で豆から豆腐を作ってみて、豆腐がいかに贅沢品か分かった。
大豆180gでたくさんのおからと豆乳が出来るけど、その豆乳から出来るのはお豆腐一丁。
180gを豆の形で食べたら、かなりお腹一杯。
煮汁はものすごーくいいダシとして使えるし。
豆腐パックのゴミが出ないのも嬉しい。

ともあれ、何が言いたいのかというと……
畑の恵みのおかげで豊かに暮らせた3年半のすべてのことに感謝しています。
このブログを覗いて下さっている、奇特な方々にも!

ありがとうございました。

青森は雪がすごいので、冬の間は引越のリハビリをして、春には畑を探そうと思います。
畑探しのこととか、自己満足のエコ生活ではなく、メタボでジャンキーな弟や電気付けっぱなしの父とどう折り合いをつけていくかといったことについて、独り言を書き続けるつもりです。
お暇な時に気が向かれたら、これからも覗いてみてくださると嬉しいです。
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ごちそう

2010/12/25 10:24
霜月二十日(土)
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昨年、一昨年とほとんど収穫できなかった黒大豆。
思い切って条間を1メートルにした今年は、豊作!(あくまで当社比)

野口種苗から購入した「丹波献上黒大豆」40粒(350円)を播いたら、
虫食いのある豆を除いて、丸々した黒大豆だけで2650g収穫できた。

その他に、収穫時にまだ莢が青くて、乾燥しきれていない豆が200gほど。
莢から出した時は薄紫色だったが、2、3日経ったら黒くなった。
指で触ると柔らかく、きちんと乾燥した黒大豆より大きくて(2センチ以上ある)、長い。
湿気の多い三浦では、保存中にカビそうな気がしたので、早速食べることにした。

柔らかいので数時間だけ水に浸し、火にかけた。
煮えたかどうだか食べてみたら、栗かと思うような甘さ!
黒豆ペーストにしようと思っていたのだけれど、塩も甘みもなしで、十分おいしい。
サラダボール山盛り一杯、アツアツのホクホク、豆そのものの味と食感を堪能する。

スーパーなどにはクリスマスメニューが並んでいるけれど、
私には一期一会の絶品黒豆の方がごちそうに思える。
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熟す

2010/11/29 16:51
神無月二十四日(月)
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2010年12月の末でこの畑を返すことにした。
年が明けた1月の末に実家に戻る予定。

昨日は小豆を収穫し、
今日はアマランサス、
残るは大豆2種と黒大豆、ダイコン、葉物少々。

収穫を待つ黒大豆は、莢まで黒っぽくって、見た目は今イチ。
でも、中はしっかり充実している。
正月の食卓を飾れるかな。

晴れた日を見繕って大豆を収穫したら、あとはひたすら莢から外して選別するのみ。
12月中にこの大豆の脱穀を手伝って下さるという方、
畑でダイコン抜き体験&お持ち帰りできます。
サトイモも付けちゃいます。
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EAT COOK LOVE

2010/10/22 19:55
長月十五日(金)

水曜日の朝、急に映画が見たくなった。
調べたら、以前見逃したAVATARの特別版が上映されていたので、横浜まで見に行く。
2番目に見たかったEAT PRAY LOVEは本を買い、昨日と今日で読了。
面白かったし、本で良かった。
もし映画を見ていたら、ことあるごとに主演女優の顔が浮かんで来そうなので……

主人公は1年かけてイタリア、インド、インドネシアを旅するのだが、
最初のイタリアではおいしいものを食べまくる。
こんなに食べてたら絶対太るよな、と思いつつ読んでいると、
「ある調査で、イタリアの子供の36%がグルテンアレルギーだということが明らかになった」という文に出くわした。
ということは、1/3の子供が、伝統的な材料/手法で作られたピザやパスタやパン(=イタリアの文化!)を食べられないということではないか!!
これって、日本人の子供がグルテンアレルギーであるより辛いことかも……
このくだりで、白崎先生のことを思わずにはいれれなかった。

日本で昔から作られてきた小麦粉「地粉」(いわゆるうどん粉)だけで、
サックサクのクッキーとか、
ふわっふわのパンとか、
生地を寝かせたり足で踏んだりせずに30分でシコシコうどんとか、
ラーメンまで作ってしまうレシピを開発し、
その上グルテンフリーの米粉で、もっちもちの麺を、ご飯を炊くよりも速く作る方法まで教えている白崎裕子先生。
乳製品を使わずに作った「チーズ」がとろけるピザや
「粉チーズ」たっぷりのパスタだって……

まっとうなものを作る生産者への深い敬意、
卵とかバターとかを使わずに、使ったものよりも美味しいお菓子を作ってしまう執念、
そんなレシピを必要としている人たちへの愛、その他諸々で
魂をこがしている人です。

地粉はグルテン量が少ない中力粉。
日本で使用禁止のポストハーベストによる汚染がない。
また、世界的な異常気象で輸入小麦の価格上昇が懸念される中、
全く別のシステムで価格が決められる地粉はむしろ値段が下がっているとか。

美味しものを「簡単に」(3年前までお菓子もパンも作ったことがなかった私でさえ、今はパンもお菓子も買うことがなくなった。上手に出来ているかは別問題だが。)作れるレシピは既にある。
とりあえず地粉さえ買っておけば、急に焼きたてのお菓子やパンが食べたくなっても、手打ち麺を楽しみたくなっても、どうにかなる。

で、その白崎先生のお話会が、2010年11月11日、お茶の水にあるエコロジーショップ「GAIA」で開催されます。
葉山の教室はとても遠くて行けないという方、直にお話を聞くチャンスです。
日程が合わずにお話会に行けない方、身体に優しい食材や国産の食材にこだわっているのであれば、GAIAは1度行く価値のあるお店です。
お店に行けない方でも、ネットでお買い物できます。
お買い物されない方でも(しつこいですね)、白崎先生の著書をネットや書店でチェックしてみて下さい。どんな方にとっても、知っていて絶対損はしない情報が必ず1つは見つかる本です。

白崎裕子著『にっぽんのパンと畑のスープ』WAVE出版 1500円
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重陽

2010/10/16 20:10
長月九日(土)重陽
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今日は朝から気合いを入れてゴボウ掘り。
以前2回ほど試し掘りしたのだが、余りの大変さに腰がひけていた。
でもバイオダイナミック農法の種まきカレンダーによると今日は「根の日」。
やらなきゃ。

一昨年バイオダイナミック農法のセミナーに参加してみたが、
調剤を作ることが無理なので、
カレンダーを参照して農作業の日程を決めるだけにとどまっている。
果菜、花菜、葉菜、根菜の日がそれぞれ決まっているので、
その時期特定の野菜に必要な作業を行うよう、自分にハッパをかけるという意味ではものすごく役立っている。


この畑は竹の根に当たらないところは限られるし、
非力な私が粘土質の土を深く掘れるわけがないので、
初めて作ってみたのは、そんなに長くならない大浦太牛蒡(野口種苗の種袋には「日本一おいしいゴボウ」と書いてある)。

普通に売っているゴボウより短いけど、
土が重くて深く掘れず、
無理矢理抜いたら折れたり、
スコップで傷つけたり……
完璧な姿で掘り上げたのはほんの数本。
これからの人生、もし小規模農家が手掘りしたゴボウに出会うことがあったら、涙なしには食べられない。

あまりに無惨な姿のゴボウと、
今日ついでに掘った、こぼれ種芋や余った種芋を補植したものから育ったサトイモは、
早速夕食の米粉麺のおっきり込みに入れた。

この間試し掘りしたサトイモは一番条件の悪いところに植えたもので、ホクホク感が強かったが、
今日のはねっとりして、いかにもサトイモ。
この分だと、一番条件の良いところにショウガと一緒に植えたのは、絶対おいしいはず!

そんなことを考えてニヤニヤしながら、
夕食後、サトイモの畝間に生えていたヨモギを茹でた。
明日は草団子だ。
秋に草団子作ったっていいじゃん。
と、暦を見たら、今日は菊の節句。
ゴボウもヨモギもキク科だ……
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ちょっとお祝い

2010/10/13 18:45
長月六日(水)
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なんか今年は、豆類が結構好調。

大豆は、小糸在来や青山在来がだんだん太ってきている。
小豆は、去年アブラムシだらけになってなんとか穫れたまともな豆約20粒(汗)を播いたら、ワサワサ成長して莢がたくさんできている。
そして丹波黒大豆は、過去2年ほとんど実が入らなかったのだが、今年は思い切って条間を1メートルにしたらうまくできた。
3度目の正直?

今年はニンジンも葉物もガッカリな出来だけど、
カボチャは小さいながら例年より数が出来たし(あくまで当社比。これまで出来が悪過ぎた)、
試し掘りしたサトイモは例年よりホクホクして(ほんとはねっとりする品種なのだが)これはこれでおいしかったし、
豆もうまくいきそうだし、
保存のきくものがある程度できているので少し安心した。

アマランサスの花は一部赤みがかって来たが、これから収穫まで持っていけるかな?
このすごーく小さい花のひとつひとつに、これまた小さなあのプチプチができてくるのか……

今日の夕食は、とりあえずちょっとお祝い気分で、穫れたての黒大豆の枝豆! プリプリ!!
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秋はエダマメ

2010/10/05 20:42
葉月二十八日(火)
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今日久々に畑に行くと、小糸在来大豆(千葉県の在来種)、
なんとかエダマメでいけそうじゃないですか。

エダマメ専用品種よりもずっと甘くておいしい! と個人的には思っている小糸在来と、
比較のために青山在来(埼玉県の在来種)も収穫。

金曜日に実家に帰省するときにおみやげにしたかったのに、
あの時はまだできていなかった。
ここ数日で成長したか……

大豆になってしまうと固くなるので、おいしいエダマメを食べるにはタイミングが命!
もちろんビールとともに。

今年は、青山在来も小糸在来と遜色ない甘さになった。
ほおが緩む。
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生は喜び

2010/09/17 19:54
葉月十日(金)
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8月29日にデジカメが壊れ、やっと修理完了。
壊れる直前に撮ったオクラの花を見ると、注いでいたのは夏の日射し。
涼しくなった今だからこそ、懐かしく思える。

オクラはあの日も、そして今日も、相変わらず山のように獲れ、毎日いろいろ工夫して食べている。
小さめでも、15センチ以上に大きくなっても、柔らかくておいしい、丸さやの島オクラ。
酒のつまみには生のまま。いける。


一昨日、continuum(コンティニュアム)というボディワークのようなものの練習会に初めて参加した。
意識的に呼吸をして、体の内側の自発的な動きを意識しているうちに、顔が緩み、涙も出てきて、全身が緩んだ。
哲学とか、頭で理解することではなく、体の反応。
喜怒哀楽の涙ではなく、滞っていてものが緩んで生理的に出てきたような涙。
でも、それからずっと口角は上がりっ放し。
不思議な幸福感に包まれている。

生って、本来、あるがままで、喜びなんだ。
直感的にそう思える。
それって頭で考えることより確実。

ヤサイの生命はもちろん喜びに溢れているはず。
それをいただいて、幸せにならないわけがない。
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相性

2010/08/24 19:59
文月十五日(火)
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仕事の目処がついたので、午後、気になっていた箇所の除草をする。
最近時間がなくて、ささっと収穫するだけだったから、
種用に残していた三河島枝豆の莢がはじけていることに今日やっと気付き、慌てて収穫。

雨が降らないし、水もあげていなので、ニンジンは全然発芽してくれない。
秋冬のヤサイの播種もタイミングをはかりかねている。
そんな中、サトイモだけはすごい。

竹の根の影響を受けず、日陰がちの畝が、水分を欲しがるサトイモの定位置なのだが、
土の湿り気が一番多い畝(1)のサトイモは1.5メートル位になっている。
その手前、(1)ほどではないが湿り気の多い畝(2)は、若干小さい。
そして、定位置の畝と直角に作った、日当りまあまあの畝(3)のサトイモは、(1)を大人とすると、子どもくらいの大きさ。
(写真左から(1)、(2)、(3))

毎年(1)(2)の出来はいいけど、今年の(1)はなんか格別。
サトイモとショウガの相性が良いと聞き、(1)に沿わせてショウガを作っているのが、功を奏したに違いない。
他の畝(4)で、ショウガの後作に作ったサトイモも、(2)より大きい。
一昨年、(4)にホームセンターで買ったサトイモの種芋を植えたら、あまり芳しくなかったのに。
今年はこの畑で穫れたサトイモ、それも厳選したものを種芋にしたせいもあるかもしれないけど、
ショウガ効果があると信じたい。

うれしくって、かわいくって追加の土寄せをしてあげたいけど、
土がガチガチでできない。
雨が欲しい。
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お百姓さんと半農半X

2010/08/07 01:44
水無月二十六日(金)

私が農に興味を抱いたのは、30代半ば。
翻訳の仕事でキーボードを打ち過ぎテニス肘になったため仕事ができなくなった半年間、体のあちこちの不調に気付いた。
あらためて自分の体と向き合ううちに、自分の体は自分にとって一番身近な自然だと気付いた。そして、それまでの不摂生と、食べ物の大切さもあらためて知った。
食べ物を作る環境の大切さも。

食のこと、環境のことを考えるうちに、農業をやってみたいという気持ちになった。
今まで通りがむしゃらにキーボードに向かうことなどこれからはできないし。
農業が無理だとしても、食べるものだけでも作れるようになればいいのでは?

農業に興味を持ったものの、何から始めたら良いか分からずにいた頃、
偶然書店でWWOOFの本を手にし、すぐに会員登録。

一番最初に伺った埼玉の有機農家は、何の役にも立たない私を寛大にも畑に入れて下さり、川口由一さんのことなどを教えてくれた。収穫したての有機のタマネギは驚くほど甘く、今まで食べていたタマネギは何だったんだろう(それまでは生のタマネギが嫌いだった)、と思った。
この農家さんが私を農の入り口に立たせて下さった、と感謝している。

それから無理せず通える関東近県の有機農家数件のお世話になり、そのうちの1件、農業をビジネスとして成立させることを第1に考える、茨城の若手有機農家に2年くらい通った。

体を壊す前から体力に自信があったことなど1度もないし、握る動作に力が入らないものだから、力仕事では全然役に立たない。
除草など根気のいる作業はそんなに苦にならないが、最初の頃は30分でもしゃがみっぱなしがきつくて、ニンジンの畝の除草も小さな箱を椅子代わりにしていた。
それでも、だんだん太ももの筋肉がつき、パンツ類はウエストではなく太もものフィットで選ぶようになり、一時期は本気で就農しようと考えた。

が、腕の調子が良くなることはなく、どう考えても就農して農業で生計を立てるのは無理だと判断した。
いろいろ迷っていたときに、別の埼玉の有機農家にお邪魔した。
そして、「昔から農家は農業だけで食べて来たことなんてないんだから、農業100%でなくてもいいんだよ」という旨のことを言われた。
お米や野菜を作りながらも他にもいろいろなことをしていたから「お百姓さん」なんだ。

私は畑にいるのが好きで、できれば市民農園よりももっと広い畑を栽培し、「農」的生活をしたい。
今まで親切に受け入れて下さったすべての農家のご恩に、何らかの形で、報いたい。
私にチカラをくれた畑や野菜は、ほかの人にもチカラを与えることだってきっとあるに違いないから、
それがどうやったらできるか、模索しよう。
そう考えていたら、三浦で畑を使わせてもらえることになった。

お百姓さんにはなれない私でも、実務翻訳で生活費を稼ぎつつ200坪弱の畑で野菜を自給し、いわゆる半農半Xとは呼べるかもしれない。
でも、自分の欲求は満たせても、それ以外ではいまだに模索している。

半農半Xを提唱する人たちは、別に農とXの割合を問題にしていないし、
大事なのは「農」は私たちが生きていくチカラを与えてくれることに気付くことだと私も思っている。

その一方で、
自分である程度コントロールできる日常空間の中にある自然と向き合う(例えば、ベランダ菜園、自分:自然=90:10)のと、
自分が物理的にも自然の中にいる(例えば、畑の中で作業する、自分:自然=10:90)のとでは、
感じるものが違う気がする。
そして、人の手が入らない山の中にいるのと、畑の中にいるのとでは、違う。
私の畑でできることは、自分:畑=10:90を体験する場と時間を提供することではないか。
ただ、ぼうっと畑の中に座っていてもいい(いきなり農家を訪ねてそんなことをさせてもらえることは、まずない)。
30分しゃがんで作業できるか、30分鍬仕事ができるか、とりあえず試してみるだけでもいい。
それであえてベランダ菜園を選ぶも良し、援農や就農を志すも良し。
自分は何からできるか、手がかりがつかめるかもしれない。
農業について抱いていた意識が変わるかもしれない。

忙しい農家を患わせることなく、ひとりでも多くの人が農の入り口に立てるよう、お手伝いしたい。
そんな初心を抱いてから3年か……
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あえて

2010/08/04 21:03
水無月二十四日(水)
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今日はコムギ脱穀の日! と前日から決めていた。
冷蔵庫にはスイカ、冷凍庫には手作りアイス(乳製品も白砂糖も不使用の白崎先生のレシピ)、朝酢飯を仕込んでお腹がすいたらいつでも巻き寿司を食べられるようにスタンバイ。
至れり尽くせり、自分にご褒美を用意してから始める。

インターネットで検索したら、脚立にぶつけて脱穀した人がいらっしゃったのでマネしてみたが、
そんなに甘くはなかった。
勢い良く周りに飛び散るけれど、実が全部落とせるわけではない。
駐車場で脱穀作業をしている手前、ご近所迷惑にならないよう掃除するのが大変になりそうだったので、
すぐに諦め、手でしごくことにした。
軍手がある時代に生まれていて良かった、とつくづく思う。
(軍手がなかった時代の農作業なんて、本当に大変だったろうな……)

水分補給を怠らず、座っての作業だが、お昼の2時間はさすがに休憩。
午後は日陰に移動して黙々と続ける。
一日かけて、とりあえず一番出来がよかった畝からの収穫分(全体の1/3位弱)は終了。

全部脱穀して、外皮と実を分け、粉にして、うどんやパンを作ったりして食べるまでどのくらいかかるだろう……
研いで炊くだけのお米より手間がかかることは確実だ。
でも、水を管理したり、畦を作ったりしなくて良い分、お米より作りやすい。

自分でダイズやらゴマやらコムギやら作ってみて、栽培するより脱穀、選別、保管の方が大変だと思う。
脱穀のための機械がなかった大昔、人々はどんなに手間をかけていたんだろう。
自分の手でやってはじめて気付くこと・考えることがあるから、あえて時間をかけてみる。

米国ニュージャージー州の州立大学で3年間学生をしていたとき、
その頃何の興味もなく、単位のためだけに受講した生物関係の授業で、
学内の農業博物館のような施設(農学部もある総合大学だった)に行った。
そこで一番印象に残ったのは、農機具などのイノベーションの大半は19世紀に生まれた、ということ。
逆に言うと、それ以前は何世紀も、今から考えると効率が良くない農作業をしていたのだ。

現在使われている農業関係の機械が(エネルギー不足などのために)使えなくなったらどうなるだろう?
全部手作業、力仕事でできるだろうか?
規模が小さければ何とか対応できるか?
SVOで全部まかなえるのか?
レジャーのドライブ禁止令とか出して、燃料は農業に優先的に使用するとか?

とりあえず、今日も穫れたてのエダマメと冷えたビールをいただけることに感謝。
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たわわ

2010/07/30 21:28
水無月十九日(金)
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やっとまとまった雨が降ってくれた。
午後2日ぶりに畑に行くと、雨のおかげで雑草の生長が目覚ましい。

土壌から水分が蒸発する前に、刈り取った雑草で特にダイズなどに草マルチをせねば……
そう思って作業していたら、中早生のエダマメがそろそろ食べごろになっていることに気付く。
今夜はエダマメ4種食べくらべ!

種の袋に記載されているウリ(当たり前だが、どれもポジティブなことしか書いていない)をそのまま引用すると、

タキイの富貴:大莢がたくさんつく中早生の白毛種! 味も抜群! ー着莢数が極めて多い、白毛の中早生・豐産種でタネまき後約90日で収穫できる、草勢が強く、耐暑性があって栽培容易、マメは大粒で食味極良

タキイのビアフレンド:ビールがうまいエダマメー白毛の早生豐産種で、低温着莢性にすぐれ、莢つきがよい、草丈が低く、茎が太いため、家庭菜園でも栽培が容易、3粒莢率が高く、莢・マメとも日持ちがよく、食味は極良好

サカタのタネの味源:食味のよい中早生エダマメ 収穫期が長いー莢は濃鮮緑色で、ゆで上がりがきれいで見ばえがする白毛の中早生エダマメです。子実の肥大がゆっくりなので収穫が幅が広く、大莢で3粒莢がたくさんとれるのが特長です。

野口種苗の中生三河島枝豆(写真):枝豆にもダイズにも向く中早生。中間地での5月まきで大豆用に。(晩生種は六七月まきしないと実がつかない場合が多い)莢は濃緑、毛は白毛。完熟した大豆は黄色の大粒である。

全て5月13日に育苗トレイに播種し、27日に定植した。
どれも、早生の品種や黒大豆よりカメムシなどがつきにくく、健やかかつ宣伝文句に違わぬ成長を遂げている。味源は莢が一番大きく、三河島とともに実がふっくら大きくなっていた。一方富貴は確かに着莢数が多いが、ビアフレンドとともにまだ全部の実が大きくなっていないためか、味は今ひとつ。でも、ビアフレンドは食べた後に口の中に残る香りが、確かにビールに合いそう(今夜の晩酌はあいにくビールではなかった……)

大豆用の青山在来と小糸在来は、7月6日に1回目の播種、14日に小糸在来だけ2回目の播種をしたが、2回目には畑が乾燥していたためか発芽率が1回目より悪い。7月が乾燥することを考えると、三河島をバックアップ用の大豆に栽培すると心強い気がする。

とかなんとか言いながら、今夜もおいしくエダマメとお酒がいただけて、幸せ! なのです。
エダマメの収穫適期は短いし、穫れたてが美味しいので、今夜はエダマメ三昧がしたいという方には、朝穫れを配達いたします(交通費は宅配送料とそんなに変わらないと思います)。
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ミケ

2010/07/27 21:25
水無月十六日(火)
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おとといきれいな花を咲かせていたゴマは、1日あけて畑に行ったら鞘ができていた。
相変わらず畑はカラカラなのに、今日収穫したトウモロコシや、トマトや、ミョウガや、キュウリなどは、水分をたたえている。
すごいね。

トマトと言えば……
1年目にたねの森から購入した(1)ブランディワイントマト(大玉)を種から栽培・自家採種、
2年目にそれに加えて同じくたねの森の(2)スタビス(中玉)、(3)チャドウィックチェリートマト(ミニ)、(4)サンマルツァーノ(加熱用)をやはり種から栽培・自家採種、
3年目に、さらに追加してたねの森から苗で購入した(5)大玉品種(名前は失念)を栽培・自家採種し、
今年は上記5種類を作っている(トマト好きなので)。
隣り合わせの畝に作っているせいか、(4)以外交雑が激しい。
一応最もその品種らしいものを選んで種採りをしているのに……

それぞれ播種や鉢上げをした育苗ポット1つ1つに名札を付けたし、品種ごとに葉っぱのギザギザの程度が違うので、苗の段階で取り違えることはなかった。
しかし、品種ごとに分けたはずの畝に、ミニトマトと大玉トマトが混在している。
(3)の葉っぱに(5)の実、みたいな。
しかも、大玉の出来が、例年よりすごくいい。
その一方で、去年出来が今イチで、その前年(3)と交配した感じが強かった(2)は、なぜか今年はとっても純血っぽい外見。
管理がずぼらだと批判されそうだが、こうやってその畑にあった品種ができていくことだってあるかもしれない。

去年(3)を栽培した畝に、今年はラッカセイ(トマトと相性がいいらしい)を作っているが、
ラッカセイの間からこぼれ種の(3)が成長している。
強い種が採れそうなので、そのまま見守っている……

もっとすごいのは、コンポストとして畑に戻したところからも、トマトの芽がガンガン出て来たこと。
基本生食の場合は種も食べてしまうので、コンポストに入っている種は、1度冷凍した、あるいは加熱したトマトからソースなどを作るときに皮と一緒に取り除いたものなのに。
トマトは自生力が強いが、これほどとは。
ただし、これは品種が限定できないので、育ててはいない。

お店で品種名を明記して売られているヤサイが美味しかったとき、
次もその品種名を購入することはあるだろう。
当たり外れが少なく、平均的に美味しい野菜を作るプロはすごいと思う。
その一方で、栽培者やその時の条件によって同じ品種でも必ず同じ味になるとは限らない。
名前で選ぶのではなく、生命力を感じられるものを選ぶ買い物って、かなりのワクワク体験だ。

ところで、8月の第1週くらいにやっと時間が取れそうなので、お天気で風のない日を選んで、遅まきながら小麦の脱穀(といっても、堅いものに叩き付けるだけの、超原始的方法)をする予定。
量は少しなのだけれど、種として残すもの、きちんと実が入っていて食べられるもの、実が入っていないものなどを選別するのに時間がかかりそう。
やってみたいという奇特な方は、メールでご連絡ください。
そのとき畑で穫れるものをお礼に差し上げます。
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恥ずかしい写真

2010/07/22 20:37
水無月十一日(木)

水無月に入ってからしっかりまとまった雨が降らず、土はカラカラ。
なのに、私は立っているだけで汗が出てくる。
ポタッと水滴が落ちたので、にわか雨かと一瞬期待したら、自分の汗だった……

この畑は、場所によって土壌の質と日当りが大きく異なり、場所によってはちょっとひびが入り始めた。
ともかく全般的に土を良くしようと、今年はダイズとトウモロコシをたくさん栽培。
トウモロコシは1つの品種(たねの森から購入したゴールデンバンダムを3年間自家採種)を5カ所に作付け。

場所によって生育状況が明らかに違い、南北に作った畝(#2~#5)では同じ畝でも南側が一番大きくなる。プロが見たら絶対に呆れる生育状態だけど、日当りや土の影響が大きいこと、またその畑/畝をよく知って付き合う必要があることが分かるのではないかと、あえて恥ずかしい写真を公開(すべて本日撮影)。

畑の手前の方から順番に
#1: 日当り最高だが、竹の根や根がはびこる雑草が多い場所。通りすがりのおじさんに緑色が薄いと言われたもの。ポットで育てた苗を4月24日に定植。大きめの株(それでも丈が1メートル程度)は7月17日の初収穫(掌サイズのトウモロコシ……)の後に刈ってしまった。
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#2: 日当り良好だが、軽石が混ざっている土。ポットで育てた苗を5月13日に定植。#1より大きいが、#3よりひょろひょろ。
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#3: 日当りまあまあ。土は一番良い。ポットで育てた苗を5月27日に定植。一番生育がしっかりしていて、背丈が高い(1.5メートル程度)。
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#4: 日当りやや悪し。竹の影響は少ないが、あまり肥えていない土。6月10日に直播き。
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#5: 日当り、土質とも#4より若干悪い。6月10日に直播き。#4より緑色が薄い。
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果報は寝て待て

2010/07/10 20:50
皐月二十九日(土)
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天気予報では、今日は一日晴れ。
前日から覚悟を決めて、朝から畑。

この時期、2日ぶりくらいに畑に行こうものなら、たった1日で雑草がいかに勢力を拡大するのか、あらためて思い知ることになる。
今日もひたすら除草。

でも、朝イチで早生のエダマメをチェックしたら、食べごろだったので、
「今晩は今年初のエダマメとビールだ!」
とモチベーションを高める。

去年は竹の根っこが縦横無尽の場所に蒔いたために散々だったツルムラサキ。
今年はお詫びに一番竹の影響がなさそうで比較的日当りも水分も良さそうなところに蒔いた。
ちゃんと発芽してくれたので、遅まきながら間引く。
間引き菜は茹でて、お昼に冷麺のトッピングでおいしーくいただく。

三浦で夏、農薬もネットも使わず露地できれいな葉物を作るのは、私のようなずぼらな素人には無理。
順調に発芽してホッとしても、翌日には虫食いでレース状になっていたりする。
その点、ツルムラサキは超夏向きで、葉っぱが肉厚、ぴっかぴか。
ヌルヌルがいかにも元気出そうだし。

夕方集中力も限界に達し、誤って雑草と一緒にショウガの茎を鎌で切ってしまったところで(涙)、本日の作業は終了。
そして、いそいそとエダマメを収穫。

今年はエダマメを含め、大豆は9種類蒔いてみた。
早生のエダマメは(1)カネコ種苗のふくら、(2)サカタのタネの夏の装い、
中早生のエダマメは(3)タキイの富貴、(4)タキイのビアフレンド、(5)サカタのタネの味源、(6)野口種苗の中生三河島枝豆、
ダイズは自家採種の(7)青山在来(種はたねの森から購入)と(8)小糸在来(種はトージバから購入)、
そして黒大豆は(9)野口種苗の丹波献上黒大豆。
(1)〜(5)は自家採種しないことを前提に購入・栽培。
品種の違いを食べ比べたかったし(枝豆を一杯食べたかったし)、とりあえず大豆を作れば土が良くなるだろうと。

ちなみに、9種類のなかで(1)だけ「チウラム種子粉衣1回」。カタカナ名の大手種苗会社の「農薬不使用の種子」とは「農薬が種子にまぶされていない」という意味だと思われ、また栽培の際には化成肥料を使っていると推察。
農薬をまぶした種子を使って、有機肥料で野菜を栽培する農家も少なくないと思う。経営を考えたらいたし方ない場合もあるだろうし、収穫前に農薬を使ったりするよりは人体への影響は低いだろう。
逆に、農薬や化成肥料を使わずに精魂込めて栽培しても、周りの環境のせいで「絶対に安全」とは言い切れない場合だってある。
化学物質への過敏さも、人によって異なる。

できれば健康でありたいと願う人がすべきことは、
自分にとっての「だいじょうぶヤサイ」を選ぶこと、
おいしく心安らかに食べること(これはかなり大事だと思う)、
地球/環境が健康でいられるような選択ができるように知識を得、最善だと思う行動を実行すること。

ともあれ、今日収穫したのは(1)と(2)。
同じ日に育苗トレイに蒔いたら(1)より(2)の方が発芽率が良く、定植してみたら30ml入の(1)と20ml入の(2)の畝の長さは同じになった。
でも、今日の収穫時には(2)の方が見た目の虫食いがひどく(でも中は大丈夫。虫食い豆はなかった)、収量も(1)の方が上。
食感は(2)の方が私好み。
でも、小糸在来ほどの甘さはないなー。
早生って「早く食べたい」という人間の欲を満たしてはくれるけど、
味はそれなりのものが多い(気がする)。
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ヤサイが先か、レシピが先か

2010/06/30 21:09
皐月十九日(水)
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一昨日は終日晴れそうだったので、蒸し暑い中クラクラしながらジャガイモ掘り。
前日の雨で土は重く、スコップにも地下足袋にも雪だるま状態でついてくる土をこそげ落としながらの作業。
ともあれ、まとめて収穫するものはこれで完了。
これからの夏ヤサイはぼちぼち収穫すればいい。

今日はサトイモの周りの除草と、アマランサスの間引き。

去年のGreen Expoで岩手産のアマランサス(種ではなく食用)を購入し、
畑の奥の方に播種したが、ほとんど発芽せず。
せっかくの国産アマランサス、もったいないのでとっておき、今年は日当りの良い手前の方にに蒔いてみた。
で、無事発芽。
種が古くても発芽したってことは、やっぱり場所(日当りとか、土壌とか)やタイミングに大きく左右されるということか……

2メートル近く成長し、ケイトウのような花(ケイトウの仲間なので)を咲かせるというアマランサス。
葉っぱも食べることができるらしい。
夕食におひたしでいただいたら……体によさそうな味でした。

丹波黒大豆も、去年のように畑の奥の方ではなく、日当りの良い手前の方に、
条間を思い切って1メートルにして植えたら、去年よりいい感じ。

アマランサスも、黒大豆も、小麦も、美味しくいただける白崎先生のレシピがあるから、栽培するモチベーションが一層高まる。
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五月晴れ

2010/06/24 21:08
皐月十三日(木)
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雨やら仕事やらで、一昨日の夕方、5日ぶりに畑に行くと、
雨後のタケノコがあちこちでニョキニョキ、
いろんなヤサイたちは草に埋もれそう。
これに立ち向かうのか……。

今日はトマトの周りの除草の日!と決めて朝から畑へ。
雑草をむしると、こぼれ種から発芽したバジルが結構でてきた。
どんなに小さくてもバジルの香りとピカピカした葉っぱ。
見逃しませんとも。
ちゃんと苗にして植えたバジルもあるけど、これも大きくなってもらえるよう移植。
どのくらいバジルソースができるかな。

気温が上がるにつれ、土が熱くなり、前日の雨の水分が蒸発して、サウナ状態。

湿度でヘロヘロになって帰宅した私と対照的に、
軒下でどんどん乾燥しているコムギはなんか涼しげ。
(そのうち脱穀しなきゃいけないんだな……)
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ケジメ

2010/06/17 21:47
皐月六日(木)
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一昨日畑で鍬仕事をしていたら、近くで家庭菜園をやっているとおぼしきおじさんが通りかかり、
「もう麦刈らなきゃだめだよ」に始まり、
「トウモロコシは肥料が足んないね、色が薄いよ。こっちのエダマメはいい感じだけど」
などなどアドバイスを下さる。

天気予報や諸々の用事を考慮して、木曜日に麦刈りをすると決めていたので、その旨は話したものの、
「肥料が足りないんじゃなくて、あげてないんです」とはあえて言わず。
でも、エダマメをほめてもらったので、ちょっと(いや、かなり)嬉しい。

この畑は、場所によってよく生える雑草の種類が違うのだが、
この場所にはびこる草は根が深く、地際で刈ると茎が土の中に残り、また成長する。
手で引っこ抜こうとしてもやっぱり途中で切れることが多い。
根こそぎやるなら土をいちいち掘り返さなくてはならない。
でもそうするとヤサイの根を傷めかねない。

この場所には去年もエダマメとトウモロコシを直播きしたのだが、
この草のせいか、全然育たなかった。
今年は育苗トレイに播種して苗に育ててから定植したのが功を奏したようだ。
去年モノにならなかったエダマメたちが土を良くしてくれたおかげもあるだろう。

で、今日は気合いを入れて朝から麦刈り。

コムギの間にサトイモとゴボウを植えている箇所は、
麦刈りと除草を同時進行(一石二鳥)。
ひたすら雑草だけ刈るときより、収穫のときの方が鎌の「サクサク」音も軽快に聞こえる。
稲刈りや麦刈りは、最初から収穫する範囲や量が見えているし、
はざかけで干すためにはきーっちり束ねなくちゃいけないし、
刈り終わった畝はスッキリ片付くし。
宝探しのようなイモ掘りとも、
実を選びとっていく果菜類の収穫とも違う、
心地良い達成感が味わえる、ケジメある作業。

そして今夜はもちろん収穫のケジメをつけて、気持ちよくお酒をいただいた。
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触れなきゃわからない(こともある)

2010/06/12 20:13
皐月朔日(土)
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毎朝一番にPCを立ち上げたら、最初にチェックするのはメール、ではなく天気予報。
梅雨に入りそうな今頃は、特に気になる。
日曜の夜から雨が続きそうなので、今日はタマネギを収穫するぞ、と決める。

タマネギは、収穫適期になると葉の部分が見事にクタッと折れて知らせてくれる。
去年は、全部折れるまで待ってから収穫しようと思っていたら梅雨に入ってしまい、
6月下旬に収穫したら日持ちがせず、悲しい結果に終わった。
今年は去年のようなことにはしたくない。

半分位折れているから全体的には適期なのだろうと判断し、とりあえず全部収穫してコンテナに入れる。
一番大きいものでも市販のものよりずっと小さい。
でも、私の畑の去年のタマネギと比べたら上出来。

家に戻り、まだお日様の温もりをとどめているタマネギをトレイに並べて乾燥させる。
去年は全部の葉が折れていたので気付かなかったが、
他の大部分のタマネギの葉が折れている頃に折れていないものは結球が不十分で縦長気味。
球の上部の締まりが今イチで長期保存できそうもない。
恥ずかしながら、3年目にして知る真実……

ちゃんと見て、触って、確かめなきゃ。
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麦秋

2010/05/31 21:02
卯月十八日(月)
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5月はトマトなどの果菜類の苗の定植やら、種まきやら、
やらなくてはならないことが目白押し。
いくらずぼらな私でも、暇を見つけては畑へ行く。
今やらなかったら、これから秋までヤサイが食べられないのだ!

ぼうぼうに生えた雑草を刈り、
ヤサイの残さや雑草の分厚い草マルチを適当にどかし、
ひとつ、またひとつと夏ヤサイ用の畝を作っていく。

やわらかい緑色の苗や新芽がどんどん増えていくなか、
コムギが稔りの色に変わりつつある。

ああ、これが麦秋か……

秋の畑の稔りは、凛として、姿勢を正される。
麦秋の稔りは、若々しい緑と響き合い、なんだかソワソワさせる。
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スッピン勝負(?)

2010/05/18 21:53
卯月五日(火)
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今年は、種採り用に残しているアブラナ科の先端にアブラムシが発生。
どんどんひどくなる。
コマツナにも、かつを菜にも、ビタミン菜にも、ダイコンにも……。
みやま小カブとミズナは? と慌てて見たら、少し開花の時期が早かったせいか、なんとか大丈夫。
でも、いつの間にか鞘がはじけていた。
かろうじて種が残っている鞘を回収。

一方、ニンニクとかタマネギとかは今までになくがっちり元気に育っている。
無肥料だから生育はゆっくりで、玉は小さいけど。
日当りの良い畝で、大豆の後作にした甲斐があった。
1つ味見用に収穫し、新タマネギとワカメのサラダにした。
(外食は除いて)いつ以来食べていないかも思い出せないくらい、超久しぶりのタマネギ。

今年のタマネギは、野口種苗から購入した「泉州」と貯蔵性が高いという「ノンクーラ」。
去年はサカタのタネの泉州を日当りの良い畝にトウモロコシの後作で作ったが、こんなに元気じゃなかった。
今年はこの畝Aで育った苗を、日当りは良いけれど土が肥えていない畝Bにもちょっとだけ移植してみた。
Aの方が断然生育が良い。

露地で無肥料で作ると、日当りとか土の状態とかの影響がはっきり分かる。
ごまかしようがない。
タマネギよりもさらに顕著なのはコムギ。
4カ所に分けてみたが、もう全然違う。
さらに、同じ場所に3条にしたものも、真ん中の条と両端の条が、1クラスの小学生が背の低い順で並んだ時の一番前と一番後くらい、段違い。

日当りの悪い畝には、緑肥代わり、青刈りにするつもりで播いたから、
発芽がとても遅かったのも「ま、いいか」と思っていた。
でも、発芽した後は健気に育っていて、青刈りするのもためらわれる。
そういうところが、素人……
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豆。種。

2010/05/06 20:00
弥生二十三日(木)
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5月1日に今年初の試食をしたスナップエンドウ、
今日はカゴ一杯の収穫。
まだ若い味。
味がのってくるのは来週、再来週かな。
でも、穫れたてのプリプリ、サクサクを生で食べられて幸せー!
自家採種した種子が元気に美味しく育ってくれたことが何より嬉しい。

この畑で毎年自家採種しているダイコンも、
今年の種を着実に育んでいる。
見た目美味しそーだけど、どうなんだろう?
去年は種が小さかったけど、今年はとびきり勢いがいいぞ。
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適材適所

2010/04/29 22:10
弥生十六日(木)
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たっぷり雨が降った後、今日からお天気続きの予報。
昨日の満月から大潮だし。
こうなるとヤサイ(もちろん雑草も)の成長は早い。
スナップエンドウはあと2日くらいで食べごろになりそう。
味見したい気持ちをぐっと抑え、最高の状態になるのを待つ。

今まで、ピーマンとトウガラシは種を播いても上手く発芽させられなかった。
多分、発芽に必要な温度を与えられなかったことが最大の原因。
今年は、『現代農業』を参考に、去年購入した苗を育てて採った種を湿らせたペーパータオルで包み、2日くらい懐で温めてみた。
卵を孵す親鳥の気分。
バッチリ芽がでたところを昨日ポットに播いた。
うまくいきますように。

そんな世話などしなくても、ミョウガはいつの間にかすっくすく芽を出していた。
一昨年、畑の一番奥、一番湿った場所に植え付けたら、毎年ちゃんと生えてくる。
ミョウガが枯れていた冬の間、畝に伐り出した竹を積み上げていたのだが、竹の葉が保温・保湿に役立ったみたい(肥料にだってなる!)。
枯葉色の中から伸びる芽たち。
なんかシュール。
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商品価値

2010/04/21 00:05
弥生七日(火)穀雨
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昨日1日がかりでショウガの畝立てと植え付けを済ませ、
今日は雨を口実に、日曜に購入した1Q84 Book3を一気に読了。

昨日畝立てというより植え付け予定地の草むしりをしながら、ヨモギを摘んだ。
一気に鍬仕事をすると疲れるので、ヨモギ摘みは一石二鳥の休憩。
植え付けの邪魔にならない所に生えているヨモギはもう少し成長させるべく残す。

適度な労働と夕食の後に襲った眠気をちょっとだけ我慢してヨモギを茹でた。
これも日曜に購入した『現代農業』バックナンバーを参考に、
茹でたヨモギを水にさらさずザルに広げ、茹で汁はとっておく。
今日、白玉粉(上新粉を使うより力がいらない)を使って草団子を作る。
ポイントは水の代わりに茹で汁(一晩置くと深い緑色に変わる)を使うこと。
すっごく深くてきれいな緑色のお団子ができた。
去年初めて上新粉で作った草団子はヨモギがちょっと足りなかったが、今年は大満足!

今は端境期だけど、畑に行くと何かしら、旬まっさかりの栄養溢れるものが見つかる。
ヨモギの新芽は朝の玄米粥にも入れた。
先週は初めてタンポポの葉のサラダと、根の味噌焼きを作ってみた。
(思っていたよりずっとおいしい。)
コマツナは花が咲く段階から鞘で種を育む段階に移ったので葉は食べられないが、
ルッコラはまだ花が咲いているだけなので柔らかい葉はサラダでも大丈夫。
ほろ苦いつぼみはニンニクと炒めてパスタに。

こないだスーパーで見たルッコラは、いかにもハウス栽培っぽく、ひょろひょろして200円弱。
ヨーロッパでは雑草のように生えているというルッコラ。
スーパーのルッコラで満足している人に、野趣溢れるルッコラを食べさせてみたい。
いわゆる「商品価値」はないので、普通に流通することは不可能だけど。

日本の自給率が低く、輸入に頼っていると、
何らかの理由で輸入が止まってしまった場合大変なことになる。
食料品そのものが輸入されないことも困るけれど、
食糧生産に必要な資材が入手できなくなると、
現在自給できているものさえ生産が難しくなる。

今輸入されている野菜は100%消費されているわけではないだろう。
今普通に流通されている野菜は、野菜本来の栄養や滋味を持っているわけではないだろう。
無駄に生産/流通されているものもあるだろう。
手に入れられる野菜の選択肢が狭まる場合、
限られた量や種類の野菜はできるだけ滋養に富んでいた方が良いに決まっている。

これから私たちに必要なのは、
現在の見た目重視の野菜の商品価値やその価値に基づいた流通ではなく、
本当のチカラを持った野菜を作る人たちを支援すること、
そんな野菜を選択すること。
まっとうなものに正当な対価を支払うこと。

日曜に映画『降りてゆく生き方』の1周年を記念した「生き方の祭典」に出かけ、
生き方のモデルとなった本物の方々のお話を聞き、その思いを強くした。
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2010/04/14 15:05
弥生朔日(水)
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なんだかお天気が落ち着かなくて、播いた種の発芽が気になる。
一昨日の雨と昨日の陽気のせいか、
昨日からの大潮のはたらきか、
今日畑に行ったらいろいろな成長が目に付いた。

4月6日にポットに播いた早生のエダマメも、
3月30日に直播き後、やきもきしていたゴボウも、
ようやく発芽確認。

種芋をとって2年目のキタアカリも
1年目のホッカイコガネとアンデスも、すくすく。
どれも貯蔵穴とかにいれなくても、凍ったり腐ったりしなかったのがありがたい。

3種類のジャガイモのうち、メークイン系のホッカイコガネの貯蔵性は抜群で、
ほとんどシワにならず、芽が伸び放題にもならず。
期待大!
でもポテトサラダはホクホク系で加熱時間が短くて良いキタアカリが絶対いいし。
フレンチフライはアンデスが美味しいし。
捕らぬ狸の……

そしてコムギの穂!
細長い葉っぱの中から出てくるなんて、恥ずかしながら初めて知った。
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自然のはやさ

2010/04/06 20:22
如月二十二日(火)
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3月20日播種の果菜類を全部播き直そうと思ったら、
トウモロコシとズッキーニの芽が出ていた。
とりあえず安心。
種の小さいナス科の果菜(トマト、ナス、ピーマンなど)だけ播き直す。

今日みたいにお天気が良いと、作業も前向き。
調子に乗って早生のエダマメもポットに播種。
素人考えでマメ科の連作を避けるべく、
青山在来大豆の土ではなく、ナス科の畝の土を使用。
夏に分厚い草マルチをしたまま越冬した土は、ちょっと掘り返すとミミズがうようよ。
いい感じでいろんな菌もいそう。

土が変わってきたせいなのか、
この畑で2回自家採種したせいなのか、
今年のニンニクはとってもがっちりしている。
雑草をものともしない男前な姿。
ホームセンターで購入したニンニクも、3代目にしてこの畑に馴染んだか?

人が物事に順応するまでには変に考え込んだり、時間がかかったり。
自然の適応力はとってもダイレクトで、はやい(気がする)。
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春の光

2010/04/03 20:30
如月十九日(土)
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3月は去年より寒い日が多くて、20日に播種した果菜類は温度管理(熱源不使用)がうまくいかなかった。
青山在来大豆を作った畝の土を育苗用に使ったら、土の水はけが去年より格段に良くなっていて喜んでいたのだが。
播き直しの必要がありそう……
基本的にヤサイは自分の畑で穫れるものだけでまかなうようにしているので、長くなる端境期をどう乗り越えるか、工夫のしがいがあるというもの。

今一番お世話になっているのはアブラナ科のヤサイの菜の花。
交雑しやすいので少しずつ離して植えたのだが、小松菜、ビタミン菜、かつを菜は、種採りを小松菜だけにしようと割り切って1つの畝に植えた。
冬の間、鳥たちはなぜか両脇の小松菜とかつを菜に見向きもせず、ビタミン菜だけを集中的に食べたのですっかり収穫はあきらめていた。
それが、3月に入って小松菜が真っ先にトウ立ちした後、すくすく成長し立派な姿になり、ここ数日のお天気でちょっとだけトウ立ちし始めた。
絶妙な時間差! 鳥たちに感謝!
今日、種採りする株だけ残して、ビタミン菜を収穫。
漬け物にするのだ(すでに「めはりずし」っぽくして食べるイメージが浮かんでいる)。

それから、わさわさと成長のスピードを早めているカラスノエンドウをむしったら、サンチュが出て来た。
発芽しなくてあきらめていたもの。
雑草が3月の寒さから守ってくれたようだ。
急にさらされた日射しに戸惑っていそう……
4月の光は、3月中旬のコムギ畝の光より、確実に強い。
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待ってました

2010/03/14 19:55
睦月二十九日(日)
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また今週後半に寒の戻りがあるらしいけれど、
もう待ったなし。
昨日春ニンジンの播種をし、
今日はスナップエンドウの支柱を立てた。

去年は竹が何箇所か折れ、つぎはぎ補強したので、あんまりカッコ良くなかった支柱。
今年は冬期新月(もしくはその前日)に伐採した竹を使い、
ずぼらな私にしては結構バランスに気を使って立ててみた。
果たして違いはでるか?

冬の間は支柱を使うヤサイをがないので、
土の上にヤサイと草の緑が続く、平坦な景色。
春になると、トウ立ちしたヤサイの背がぐんぐん伸び、黄色や白の花を咲かせる。
さらに果菜類の支柱が立つと、がぜん立体的になる。

「待ってました」と言わんばかりに、
スナップエンドウは花を咲かせる準備をしていた。
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明日は啓蟄

2010/03/10 13:48
睦月二十日(金)
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このところ雨の日が多く、
しかも来週また寒くなるらしく、
種まきのタイミングをはかれないままどんどん日が経っていく。
明日はもう啓蟄だというのに。

冬の寒さに何度か逆戻りしているけれど、畑は確実に春。
ヤサイの緑色が柔らかくて力強い。
小麦も、2日前より逞しくなった。
そしてアブラナ科の野菜がどんどんトウ立ちする……

今日はトウ立ちを始めたダイコンを、種採り用の株を残して撤収。
幸い根部は固くなったりスが入ったりしていなかった。
これから来る端境期に備え、漬け物にしたり、葉を茹でて冷凍したり、せっせと保存食を作る。
雨がちだと干し野菜がうまくできないのが残念。

作付けが遅れているから端境期は長くなるかな……
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デトックスの季節

2010/02/10 14:25
師走二十七日(水)
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やっと風邪が快方に向かい頭も体も軽くなったので、
5日ぶりに畑へ。
(テンションが低い時に畑に行くのは避けている。)

ここ数年、1月から3月にかけて、体が自然にデトックスするようになった。
去年は、1月中顔、特に目(私の弱点)の周りが赤く痒くなり恥ずかしかったが、
その時期を過ぎたら皮膚がすっきりした。
今年のデトックスは今回の風邪かな。

で、この時期、体が無性に欲しがるのが菜の花(アブラナ科のヤサイの花全般)。
穫れたては生でもおいしい。
というか、畑に生えている状態でかぶりつきたくなる。

しま菜(沖縄のカラシナ)やコマツナは1月から咲き始めていた。
この畑は栄養分が少なく、ひょろひょろした株はトウ立ちしやすい。
でも、今日咲いていたみやま小カブは、種とりすることを念頭に
日当りも栄養分もこの畑では有数の場所に育てているので、
気温に反応したのかもしれない。

こうなってくると、交配しないように、
種とりしない他のアブラナ科のヤサイの花はせっせと自家消費するしかない。
これが体にもいいんだな(葉酸たっぷり)!
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枯れるか、腐るか

2010/01/20 14:02
師走六日(水)
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11月28日に収穫した長ナス(2008年購入の種)と、
12月17日に収穫したピーマン(たねの森から「カリフォルニアワンダー」の苗を購入したが「福耳トウガラシ」のような形と味のものができた。これはこれで、トマト料理やカレーにひと味欲しいときのアクセントになる。)、
今日やっと重い腰を上げて種採りをした。

ここで自慢したいのは自分のずぼらさ加減ではなく、
種を追熟させるために室温(暖房器具のない部屋)に放置していたのに、
そして図らずも1カ月以上経ってしまったのに、
ナスもピーマンも全く腐っていなかったこと。
(ナスは表面しわしわ、中を開くと一見毛皮のようにフカフカ。
ピーマンはシワすらないので今日の夕食に使うつもり。)

11月中旬に収穫し12月中に種採りした米ナスの場合は、
果肉が少し発酵した感じだったが、やはり腐らなかった。

無肥料の野菜を販売している会社が「腐る野菜と枯れる野菜」という表現をよく使用しているようだが、
化成肥料をあげて促成栽培した野菜とゆっくり自分の力で育った野菜は違う、と私も思う。

種採りのために完熟させたナスとピーマンの種は、
果肉が食べごろの時期の種よりもしっかりと厚く、
触れていると1つ1つの存在感が強く感じられる。
生命を宿しているんだから。
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冬のお仕事

2010/01/14 19:50
霜月三十日(木)
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寒くなると野菜の生育も雑草の生育もゆっくり。
「今日は畑行かなくてもいっか」も多くなる、ずぼらな素人。

でも、やらなきゃいけないことはたまっている。

土が乾燥し過ぎている時、麦踏みはやめたほうがいい。
昨日は前日の雨でいい感じに濡れていたので、やっと初めての麦踏み。
なんか麦に悪い気がしておそるおそる踏み始めたが、
踏んで固めた土から前より元気にすくっと立っている姿に安心。
麦って、強いんだなー。

そして山ほどの大豆の脱穀。
55粒(25g)播いた青山在来は、虫食いを除くと752g。
約30倍。

まだ生きている虫さんもいて、最初はちょっとビビる。
選別しながらのろのろ脱穀したら3時間。

もっとたくさん播いた小糸在来はこれから。
何時間かかるんだろう……

ともあれ、もうにがりは買ってある。
両方の脱穀が終了したら寄せ豆腐を作るのだ!
量の多い小糸在来の方は手前味噌にもしたい!!

とりあえず青山在来の虫食い大豆は、
芽が出てしわしわになったじゃがいも(アンデス)と一緒に、
材料の見た目が気にならないカレーにした。
虫食いとはいえ、大豆の旨味だけでいーいおダシ。
大豆とイモだけなのに深い味のカレー、
玄米にとっても良く合った。
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竹のように

2010/01/03 16:13
霜月十九日(日)
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体や気持ちがガチガチになった時、
天に向かってそそり立つ竹を見上げる。

竹と一緒に風に揺られていると
肩からすぅっと力が抜け、
足はよりしっかりと土の上に立てる。

そうして、
自分がどこへ進んでいこうとしていたのか思い出す。

体まるごとで経験したそんな感覚はずっと残り、
迷ったときもブレずにいられる。

そんな場所、そんな自然が誰にでも必要で、
こんな時代にはなおさら必要で、
だから自然を守らなければならないと思う。

より多くの炭素を土壌に蓄積するような農業を推進することも、そのためにすべきことの1つ。

これからの1年、
竹のようにすうっと、しなやかに進んでいくぞ、と
とりあえず宣言してみる。

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